続・結露とサビのメカニズム

少し前に結露とサビのメカニズムの話をしましたが、その応用編です。塗装のプロでも意外と見落としがちですが、金属面にプライマーや塗料を乗せる時に結露が発生し

乾燥した時に簡単に剥離することがあります。特に夕方太陽が沈んだ釣りでいう「夕まづめ」です。外気の環境が急激に下がると温度差と湿度で結露しやすい状況があります。塗装する時は埃が嫌なので風を気にする事はあっても、温度や湿度を気にする事は少ないという方も多いのでは無いでしょうか。

 

燃料タンクの例ではタンク内部のサビ除去後に、樹脂コーティングをする場合に良く起こります、タンクを数日放置し乾燥していたつもりでも、ガレージや部屋に置いてあったタンクを野外でコーティングする場合タンク内部と外部に温度差が出来、湿度によって簡単に結露します。それに気がつかずにコーティング樹脂を流し込んでしまうと、乾燥後いとも簡単に“パリパリ”と剥離してしまいます。

耐ガソリン樹脂はリムーバーが無いので難儀ですよね。皆さん気をつけましょう。